点灯と明滅

交歓日記|Twitter @taka_1_4

窓の外は(どら)

雷は嫌いじゃない。

ここ数年は毎日朝風呂で、シャワーだけでさっさと済ませて出るのが常だったのが、この1ヶ月くらいは夜に入り湯船にも浸かり、少しのんびりするようになった。

湯船に浸かって正面には大きな窓があって、夜の暗いその窓は、まるで外に何もないような感じがして少し苦手だ。

でも一昨日はすごく雨が降っていて、雷がずっと鳴っていて。ピカッと光って、少し間をおいて雷のすごい音がして、その少しの間に何度も何度もうきうきした。その繰り返しと、ずっと続く激しい雨の音と、その中で私は窓の外にもちゃんと世界が存在していて、今私がいるお風呂場とつながっていると感じることができて、少し安心した。



2着目の服を作っている。

型紙に合わせて綺麗に布を裁つために、まずは布にアイロンをかけにいく。布を持って2階に上がって、台に布を置いて、コンセントを挿して、アイロンが十分温まるまで、少しだけ待つ。待っている間、ぼんやりと窓の外を見て、いい天気だなあと思う。日差しがあたたかくて、その穏やかさにほんの少しの焦燥と結構な幸福感に似た何かを感じて、やっぱりぼんやりする。私はぼんやりするのが割と好きだ。



そろそろ爪が伸びてきたから切らなきゃいけない。切ったら、思い切り目を掻こう。