消灯(誠)
とある現代美術展に行った。
今も開催されてるものなのであーんまり詳しくは書けないんだけれど、
暗ぁいということだけ伝えておこう。足元気を付けてね。
暗いところで色んな人がうごめいている、というと演劇を思い出す。映画館も。
知らない人ばっかりの場所で電気を消されて、じっと静かにしてる。
向こうの世界に干渉しないように息をひそめてる。
その緊張感というか責任感?からなのか、やっぱりblue-rayとかで見るよりも、劇場や映画館で見たほうが集中できる気がする。
うーん、やっぱり、何だかあれは周りに気を散らすものがないだけじゃなくて、知らない人と一緒に、知らないうちに協力しあっている連帯感から来ているものかもしれないね。
今の私たちは、そういう無言の連帯感を持てる場所に行きづらくなって、
明るい場所で、モニターの向こうで、言葉でもって連帯感を出そうとしているけれど、
どうだろうね、いつまで電気はついているんだろうね。